
「なかなか思うようにスッキリ出てくれない」
こんな便秘のお悩みありませんか?
女性はもともと男性に比べて腸が長く、便秘しやすいのですが、加齢に伴ってさらに便秘しやすくなっているんです。
そこでここでは年をとると便秘しやすくなる理由と対策についてご紹介します。
加齢とともに便秘しやすくなる理由
女性って若い時から便秘に悩む人って多いので、多少便秘でもほったらかしになっているケースが多いのでは?
でも、実は加齢とともに便秘は増え、放っておくと病気につながることさえあるんです。
というのも、年と取ると食事量も減り、また内蔵の働きも低下してしまいますよね。
食事のカサが減ると、便のカサも減り如何しても出にくくなってしまうんです。
さらに腹筋の衰えも便秘の原因となり、押し出す力が弱まってしまいます。
また、食べ物が胃に入ると大びょうのぜん動運動が始まり、胃で消化されたものが腸へ送り出されます。
そして、小腸で水分と栄養を吸収し、さらに大腸へと移動し、大腸で残りの水分が吸収され、便となるんです。
この時便が直腸に到達すると、骨盤底筋にあるセンサーが働き、便意を感じるようになります。
しかし、この骨盤底筋も加齢に伴って衰えていくので、便意を感じにくくなり、年とともに便秘が増えるようになっていくんです。
年齢を重ねてからの便秘対策
便秘って「仕方ない」と諦めてしまいがちですが、早めに対処をすることが大事になります。
便秘を防止するには、
- 朝食をしっかりと食べる
- 水溶性の食物繊維と不溶性の食物繊維の両方を摂る
- 便意を我慢しない
ということが大事になります。
特に見逃されがちなのが「便意を我慢しない」ということ。
女性ホルモンが減っていく時期と、育児・家事・仕事とフル回転で忙しい時期は重なっています。
忙しいと、どうしても便意を我慢しがちになりますので、便意を我慢せずに早めにトイレに行くという習慣作りが大事になります。
また、食物繊維をとるってことも大事になります。
水溶性の食物繊維には腸内の善玉菌を増やす効果があり、お腹の中でゲル状の柔らかい便を作る働きがあります。
水溶性の食物繊維は野菜や果物、ヨーグルトや味噌などの発酵食品にも多く含まれています。不溶性食物繊維には「腸を刺激し、便のかさを増やし腸の活動を活発化させる」という働きがあります。
不溶性の食物繊維は穀類、豆類、野菜類などの食品に多く含まれていますので、両方を積極的に摂るようにしましょう。
このように薬に頼る前に、便秘になりにくい習慣を取り入れてみませんか?